中央卸売市場ってなにしているところ? 「中央卸売市場本場」の見学レポート

大阪市中央市場本場(以下、市場と表記)は大阪の台所とも呼ばれ、青果・水産物とその加工食品を扱う市場で、東京都の豊洲市場に次ぐ2番目の取扱高の大規模集積市場です。
見学は2月21日、少し肌寒いが好天になりJR野田駅に8時30分前には参加者25名が集合。講師の大平氏の案内で約10分で市場に到着。注意事項やスケジュール等の説明後、市場職員の案内で、市場の見学開始。大半のせりの時間帯は4時~10時で、閉まっている店舗が多いが、市場内は小型運搬車やフォークリフトが頻繁に動き回っていました。

最初は実際の果実せり場に並び、買手(仲卸業者)が下見で目当ての果実がコンベアから運ばれて来る時に値段を指で示す「せり場」(手振り)体験。
参加者の質問の後、競り落とした上質のリンゴはお土産にいただきました。

続いて、卸売り店舗の見学。最初は果物仲卸売場の見学。ここでは見学中に仕入れ体験ができ、短い時間でしたが、目当ての果物の購入、また箱単位での購入もできました。
水産仲卸売場では、解体したてのマグロや魚介類の仕入体験ができ、今夜の夕食が楽しみです。

市場には自由に買い物が出来る関連商品売り場もあり、乾物などお買い得商品がたくさんです。
最後は研修室で市場の一日の流れ、品質衛生検査等の市場広報ビデオの視聴で無事見学終了。お楽しみの昼食は大平講師の案内でお勧めの厚生食堂にて食事・解散。
講座は、普段体験できない市場の体験と新鮮な買物が楽しめ、食事中での感想も好評でした。

(レポーター:公民館企画運営委員 浦 博一)