公民館長の坂本です。
今日から、ブログを始めます。
(毎月2回程度更新する予定。)
公民館は、地域の生涯学習の拠点。「千三地域らしい文化を創っていくためのきっかけを提供する」という役割をこなしていくため、公民館便りでは伝えきれない事業への考え方や実施状況などを発信します。また、社会で起きていることへの感想なども発信します。
このコロナ禍で、社会の様々な問題点が浮き彫りになりました。
そして、このコロナ禍が終わった後の社会は大きく変わるだろうと言われています。
先日、デジタル庁が発足しました。私は2017年までの三十数年間、システム開発会社をやっており、20年ほど前には大阪市の健康保険システム、年金システム、総合福祉システムなどのマニュアル作成に関与しましたので、興味深くニュースを見ました。
当時から「将来は電子政府になる」などと言われておりましたが、これまでの20年間では大きな変化は起こっていませんね。
コンピュータシステムと聞くと、一般の人は「業務をルール通りにきちんとこなす」というイメージを持つと思いますが、私がかかわった行政システムは例外的な処理ができる仕組みも持っていました。「行政システムのコンピュータシステムはとても人間的だ」と感心したことを思い出しました。
デジタル庁発足のニュース報道では、「国や地方公共団体のシステムの統一・標準化を目指す」とのことだったと思います。私は、社会のデジタル化には、システムそのものよりも、運用者や利用者の考えのほうが重要になるような気がします。例外的な取り扱いが必要な事案や地域の特性に対応した処理がどのようになっていくのか、関心を持って見守っていきたいと思います。