8月20日に、聴覚障がい児者支援室の主宰者で自らも中途失聴者の坂本久美さんを講師に、「みんなで手話を」講座を行いました。
あいさつなどの手話動作を覚えられるだろうかと、少し不安な気持ちの中で講座がスタート。先生は「中途失聴したころに意思疎通ができなくて悩んだが、そばにいた人が身振り手振りでコミュニケーションをとってくれたことをきっかけに明るくなれた」と体験を語ってくだいました。
その時私はハッとしました。「手話ができなくても身振りや手ぶり、表情でいつもやっているようにコミュニケーションしようとすることが大切なんだ!」と。
講座の終りには、「切手のないおくりもの」に手話をつけた手話ソングをみんなで楽しみました。
おりしも吹田市では9月に「吹田市手話言語の普及及び障害者の意思疎通手段の利用を促進する条例」が制定され、12月1日から施行されます。
条例の整備も必要だと思いますが、まずは積極的に相手に思いを伝えていこうとする姿勢が大切だと気付かせてくれた講座でした。
(レポーター:公民館企画運営委員 谷渕 静子)