一年の計は元旦にあり!
「書ぞめ講座」実施レポート

2023年最初の千三公民館講座は、講師に穂積田鶴先生をお迎えして「書きぞめ講座」を1月5日(木)に開催しました。当日は7人の子どもたちが参加しましたが、最近は書きぞめをする機会も減ってきたのか、小学校低学年の子どもの中には「書きぞめ」とは何かを知らない子どももいたようです。最初は先生のお話や説明を聞きながら、「精神一到」「元気な子」「世界平和」などのお手本を見て、筆・硯や墨汁を準備して子どもたちは何を書こうか考えます。最初は練習なので、どんどん書いてみようということで、子どもたちは一斉に書き始めました。
今回の講座は椅子に座らず、床にシートを敷いて正座をするなどして書き上げます。普段は文字を書く時は床に座らず椅子に座っての生活が多いためか、しばらくすると「足が痛い~」との声もちらほらと。

途中で穂積先生からの色々なアドバイスや、先生と一緒に筆を持って書いてみたりしながら子どもたちはカッコ良い文字を書くための色々なコツを吸収しているようでした。
先生の「『一』という字が最初の基本で、最初は斜め右下に45度で筆を入れ少し弧を描くようにして最後はしっかり止める」というアドバイスが子どもたちにはわかりやすかったのか、横に伸ばす漢字が最初とは違う雰囲気になっていました。
午前10時30分から始まった講座も、何枚も書いている間にあっという間に時間が経ち、子どもたちは書き上げた中の自信作を持ち帰り講座は終了しました。参加してくれた子どもの1人は、当日「一生けん命」という字を書いた作品を今年の目標として勉強する机の横に飾ってくれているそうです。

(レポーター:公民館企画運営委員 富川 正規)